KSAP・BAK卒業生「とはなす」が県立の福祉施設の支援事業者に
神奈川県のスタートアップ支援から県内の共創が広がる
神奈川県では、県経済を牽引するベンチャー企業の創出と成長に向け、起業・成長のステージに合わせて様々な支援プログラムを展開しています。
このたび、ベンチャー企業の成長促進拠点「SHINみなとみらい」に所属するベンチャー企業「とはなす株式会社」の事業が、地方独立行政法人「神奈川県立福祉機構」において「職員定着支援」のために導入されることとなりました。とはなす株式会社は、これまで神奈川県発「社会課題解決型ベンチャー スタートアップ」の成長を支援するプログラム「かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)」や大企業との共創を支援するオープンイノベーションプログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の支援を受けて成長に取り組んできました。こうした県の支援によって、県立福祉機構との共創事業が生まれる事例となりましたので、お知らせします。
概要
事業所名
独立行政法人神奈川県立福祉機構(中井やまゆり園)
提供会社
とはなす株式会社
案件名称
職員定着支援業務
概要
神奈川県中井町にある独立行政法人神奈川県立福祉機構中井やまゆり園は、「誰もがその人らしく暮らすことのできる地域共生社会を実現すること」を目的に、全国初となる福祉分野の地方独立行政法人として令和8年4月より、新たな体制をスタートしました。
これを機に、より働きやすい職場づくりを実現するため、神奈川県のベンチャー企業である「とはなす株式会社」が提供する「toHANAS」の活用を決定しました。
とはなす社が、対話を通じて働く人一人ひとりの気づきを組織の力へ変え、より良い職場づくりを支援します。
関係者からのコメント
独立行政法人神奈川県立福祉機構(中井やまゆり園)
法人の理念(「人としての尊厳を重んじ、利用者本位(当事者目線)のサービスの提供に努める」)に賛同して県立福祉機構の職員になってくれた方々にとって、少しでも働きがいのある職場にしたいという想いと、様々なバックボーンを持つ職員の気づきを組織運営に活かしたいという想いが導入を決めた理由です。
実際に面談を受け、自分のための時間を持つことの大切さを実感できました。
また、自分の想いを言語化し自己理解を深めることは、ストレス軽減、自己成長につながる重要な要素であることに気づくことができました。
まずは自己理解の重要性を実感してほしいという期待があります。
そして、できれば組織運営に活かせるような気づきが集まってほしいという願いと、それに応えられる組織にしていきたいという意気込みがあります。
とはなす株式会社 代表取締役 下平光明氏
全国初となる福祉分野の地方独立行政法人として新たな一歩を踏み出した中井やまゆり園様の職員定着支援を担えることを大変光栄に感じると同時に、身の引き締まる思いです。
神奈川県には、KSAP、BAK、さらにはYAKと長期間に渡ってベンチャー支援かながわモデルによってご支援をいただきました。
これらのプログラムで積み重ねた実証が、現在の当社の信頼と実績につながっています。今回の採択は、その歩みの先にあるものと受け止めています。
今後は、中井やまゆり園様で働く皆様の声に丁寧に向き合い、気づきを組織の力へ変え、働き続けたいと思える職場づくりに伴走します。そして、神奈川県を起点に、全国の福祉現場を支える企業へと成長していきたいと考えています。
神奈川県産業労働局 産業部 産業振興課 ベンチャー支援グループ グループリーダー 上野哲也氏
とはなす株式会社は、起業初期から県の支援を受けて事業を磨き上げ、医療・介護現場における人材定着課題に取り組んできており、とはなす社が提供するサービスは多くの民間施設での導入・普及が進んできました。今回、こうした実績が評価され、とはなす社が県立の障害者支援施設で働く職員の定着に向けて取り組むことになったことを大変嬉しく思います。県立福祉機構ととはなす社が連携して取り組むことで、福祉現場における職場・組織づくりのモデルケースとなることを期待しています。